Cinnamon Dried...Ceylon?

諸事の感想を日記に。正論かはさておき…

猪瀬直樹著『昭和16年夏の敗戦』

研究生の聡明さ、真摯さがよく分かりました。東条の苦悩も垣間見えました。
何故開戦を止められなかったのだろう…がずっと知りたくて。
猪瀬さん有難うございます。

日露戦争でも不利な状況を覆した。やればできる」と。
南進しても本土に石油が届かない可能性は「やってみないと分からない」と。
海軍の軍備力の差も「やってみないと分からない」と。
「やってみて有利な条件で講和できたらいいな」と。
明治以来、日清以来、日露以来、多くの人命や国費を礎にしてきて今更…と。
開戦に向けて、御前会議に向けて、連絡会議に向けて、「○○な現状、○○な見通しなら開戦もやむを得ずか」と反対派も矛を収めざるを得なかったのだろうか。
俺も巻かれる。必ず。あかんなぁ。
日本の将来を憂慮し開戦を反対した方々には心から敬意を表します。